こんにちは、バナナさんです。
タイトルを『ポケットの住人』としたけど、「ポケットに居る小人さん」なんて言うメルヘンの話ではありません。
幼稚園の先生をしている娘チャンと園児との関わりから出てくるワードです(^^)
娘チャンから、教え子たちの話を聞くことがよくあります。そんな中で、新学期や入園直後によく発生する
- ママがいい~( ߹ᯅ߹ )と言って泣く子
- ママのお腹に赤ちゃんが出来たり、弟や妹が生まれてナーバスになってしまう…子
に娘ちゃんが提供するのが…
ポケットです。
寂しかったり辛くて、お友達と上手く馴染めない時は、大抵の子は担任の先生が唯一のヨリドコロとなります。
でも、ずーと抱っこしている訳にはいかなかったり、そんな子が同時に何人かいる時に大活躍するのが、『ポット』なのです。
娘チャンが『ポケット』を提供する様になったのには、彼女自身の幼き日の経験があったからなのです。
時を遡ること…約20年前…
何を隠そう、娘チャン自身が年中さんの時に、担任の先生の『ポケットの住人』ならぬ『エプロンの端っこの住人』だったのです。
まずは、そうなるに至った原因から…
娘チャンは、年中から幼稚園に通う二年保育で、人見知りで、自分からお友達を作れる子ではありませんでした。
入園して3ヶ月ほどたった7/1から一学期が終わる時まで、息子君(小2)が学校をお休みすることになってしまいました。10日間不明熱で学校をお休みした後、10日間髄膜炎で入院する…と言ったことがあったのです。
娘チャンの性格は…
お兄ちゃんが学校をお休みする
↓
自分だけが幼稚園に行く
↓
お兄ちゃんは家でママを独り占め
↓
寂しい、不安
↓
園で元気がなくなる
…と言った感じの子でした(^^;;
お迎えの時に先生から『今日、あまり元気がなかったんですが…お家で何かありましたか?』と聞かれた事で、この構図が発覚!
事情を話すと、先生も理由が理解出来たようで、その後 息子君がお休みしている時は…
『今日、お兄ちゃん、学校お休みしてるので、よろしくお願いしますm(_ _)m』
と、登園時に先生に伝えると
『了解しました( •̀ᴗ•́ )b』
と笑顔で引き受けてくれる頼りになる担任でした。(1年目の新任の先生だったんですよ✧*。)
お迎えの時に『どうでした?』と聞くと…
『ずーと私にくっついていました(笑)』
と笑顔で答えてくれる、ホントに頼りになる先生でした。
先に書いたように、長い間息子君がお休みしていたから、毎日…毎日…先生にくっついて過ごしていたんだと思います(^^;; 本当に先生にはご迷惑をお掛けしました(´・ ・`)՞ ՞
息子君も大変だったんだけど、娘チャンのメンタルも…それはそれは大変だった様で、最終的に頭のつむじ付近に直径7~8mmのハゲが出来てしまって…( ̄▽ ̄;)。
でも、その後の夏休みで、2人とも元気になりました✧*。
そんな事があった娘チャンは、その時の担任の先生に憧れて、幼稚園の先生になったという訳です。
大きくなってからその頃の話を聞くと…
先生のエプロンの端をずーと掴んで、先生の横にずーと居る毎日だった。つまり、先生と一緒に他のクラスの子に向かって、前で立っている状態(^^;; 今考えると、面倒臭い問題児だったよね~(笑) でもたぶんそれで、心が保たれていたんだと思う。
…と。
なので、そういうナーバスになっている時の子の気持ちが多少理解出来る娘チャンは、当時の担任の先生に習って『エプロンの端』ではなく『ポケット』を貸し出すのです。
娘チャンの園ではエプロンは着けないので、代わりにジャージのポケット…という訳です(^^;;
抱っこやおて手を繋いでいると、先生、何にも出来なくて困ってしまうから、先生のポケット貸してあげるから掴んでてくれる?大事なポケットなの。お願いしてもいい?
と話すと、『そばに居てくれるなら』と思うのか、ちゃんと納得してくれるそうです。
多い時は何人か…貸し出せるポケットの数だけぶら下がっていることがあるそうで…(笑) その内、心に余裕が出てくると、ポケットにぶら下がっている事が面倒になって、自然とお友達の中に戻って行くそうです(๑˘ᴗ˘๑)✧*。
中には、かつての娘チャンの様に住み着く子もいるみたいで、それはそれで十分気持ちが分かる娘チャンは、気が済むまで居させてあげているそうです。
他の同僚の先生から、同じ様な相談を受けた時には、『ポケットを貸し出せば良いんだよ(^^)!』と教えてあげるそうです。でもそんな時決まって『ポケット!?』となるので、この話をしているそうです。他の先生でも成功しているかは、その後のリサーチをしていないから???だと( ̄▽ ̄)アハハ…
今は幼稚園生活に慣れている年中さんの担任だから、『ポケットの住人』は居ないそうですよ(*ˊᵕˋ*)
娘チャン、只今幼稚園の先生6年目。今年度は初めての学年主任を任されました。一番上に立つ事の大変さを感じる1年となりました。
帰ってくると、『ストレスが…』と泣き言や弱音をいっぱい吐いています。時には涙することも…。
そんな時、バナナさんは、ポケットは貸せないけど、耳と胸は貸せるので、たくさん話を聞いてあげて、『むぎゅー』してあげています。
辛さを吸い取って、元気を注入出来ていると良いのだけど…
がんばれ! (๑˘ᴗ˘๑)♡